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八女福島仏壇

仏壇は、お位牌(おいはい)とともに、ご先祖様や亡くなった親族をおまつり、対話するものですが、仏壇の本来の意味は、仏様をまつる台のことです。家庭の仏壇は、寺院にある仏壇を小型にして箱形にしたものなのです。

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(1) 八女福島仏壇の歴史

 

九州地方の文化の始まりである八女福島仏壇の歴史には、ある一人の職人が見た夢から生まれたという逸話があります。

指物(さしもの)大工であった遠渡三作(とおわりさんさく)が1821(文政4)年に荘厳華麗な仏閣の夢を見たことをきっかけに、仲間の人たちと仏壇を作りはじめました。

実際に仏壇をつくる技術が確立したのは、それから嘉永年間(1850年ごろ)でした。

明治時代には、旧福島町を中心として囲い(木地〈きじ〉)、彫刻、宮殿、仕上げの4組合ができ、今日の発展の基礎を築きました。そして1977(昭和52)年に伝統的工芸品に指定されました。

 

(2)八女福島仏壇の特徴

100年以上もの年月を重ね培ってきた職人さんたちの技術と伝統から生まれた仏壇は、長く使うことができる丈夫さとメンテナンスがしやすい組み立て方式でできています。

また、金箔・漆塗りが特徴で豪華なつくりになっています。

八女福島仏壇【八女の技の世界〜伝統に生きる匠たち〜 】
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八女福島仏壇【八女の技の世界〜伝統に生きる匠たち〜 】

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